足。

足。

足は人間の体を支えている。
人間が立ち歩くようになって、重たい頭を乗せた胴体を支え、地面の上に立っている。
人間は常に重力と戦い続けてるようなもので、足は地球と人間との間を取り持っている。
足の裏から、大地からパワーをもらえるように立てれば最高なんだけど。

足は人間が歩くのに必要なものだ。

常にバランスを考え、自分は一番底辺でこのわけのわからない生き物を支えながら、地面と会話をしている。
お気に入りの靴下とは親友かもしれない。
履きなれた靴とは何度もお別れをし、出会いと別れを子供の頃から何度繰り返しただろう。
臭くなった足はみんなから文句を言われ、親指の所に毛が生えると中学生からは気持ち悪るがられる。
足はちゃんと涼しげな風が通る場所を好み、自然の摂理に従ってるだけなのに。

でもMっ気のある足はたまにはハイヒールみたいな靴だって履きたくなるし、それで上の社会に貢献出来るなら悪くないと思う。
裸足で砂浜を歩くときは何とも言えず気持ちがいい。
ひんやりした波が足の顔を洗う時にはこんな気分でいつもいられたらと思う。
指先の感覚が無くなるような寒い冬には、そのあとお風呂のサービスを下さい。
僕を大切にするって事は、あなたを大切にするって事です。
なんて、言ってみたいとか思う。

僕は君たちを立って歩かすよ。
それで、君たちは自由になった手で色んな事をするんだ。
いい事も悪い事も。それにどうでもいい事も。
走る喜び、ジャンプする楽しさ、誰かをおんぶしてる時にも僕は君といた。
底辺で支えてる僕たちは君たちの自由を見てるよ。
僕たちにはどうにもできない事を。
だから、まぁ、少しはまともな考えに至ってほしいよ。
文字通り、僕は地に足の着いた生活をしているのさ。
僕はここから一歩ずつ歩く事しか出来ない。
僕が持ってる想像力は現実を超えないんだよ。
あれ、ちょっと太った?とか、痩せた?とかそのくらいだよ。

僕にできる事はバランスをとる事。
この地面の上で、君を支える事。

今日も、君と一緒に歩く事!

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