あ!

子供が歩いている。

立ち止まった。

その子供は目の前の何かを見ている。

花を見ているようだ。

興味を持って。

目の前に広がる景色を自分のうちに取り込むように。

自分の心と、花とを繋げていく。

いや、花の方が子どもに働きかけたのかもしれない。

子供は世界に優しく語りかけてもらっていることに気がつく。

なに?何か私に話したいことがあるの?

わお、君は素敵な存在なんだね!

綺麗な色を持ってるんだ!

子供は花の語りかけに対して全身で反応する。

忙しくて、頭が人間関係とか人が設けた色々なことで一杯になってしまっている大人は気がつかない。

世界はこんなに静かに美しく語りかけているというのに、と、子供は感じているのかもしれない。

もったいないのね、と。

子供は自分の見ている物の美しさや感動を周囲の人に伝えてくれようとする。

あ!

という感嘆符は心からの驚きを示しているように思う。

大人を振り向く。

その時に大人がそっぽを向いていたらちょっとがっかりしてしまうかもしれない。

できればその感動を共有してあげたい。

でも、共有できなくても確実に子供は自分の中に一つ、あの花を刻む。

子供の見ている世界とは一体どんなものであっただろうか。

みんな通ってきたはずなのに忘れてしまう不思議。

大人と子供は体の大きさが違うだけじゃない。

心が何かに覆われていない。

だから守ってあげなきゃいけないし、大切にしなきゃいけない。

すごいなぁと思うことが多い。

今日も子供たちは魅力的だ。

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